「あの!渋咲くん!」

「ん?」



呼ばれて振り向けば顔も知らん子がたっていた

誰やっけ・・・うちの学年にこんな奴おった?



「私、3年の中島言うんやけど・・・」

「あ・・・なんでしょうか?」


3年か・・・

俺に何の用やろ



「ずっと前から好きなんだ付き合ってくれないかな?」


顔もかわいいし

なんも問題なさそうやけど


「ごめんなさい・・・俺好きな人居るんで」



普通に断わった

もちろん好きな人なんておらん



「やっぱ・・・渋咲くんは桜木さんが好きなんだ・・・ごめんね!急に!ばいばい」




桜木って・・・好きじゃねえし

まず、桜木って隆平の好きな人やし

なぜかみーんな桜木のことが好きと勘違いしていく