私はユウの事が好きなんだ。

他の人を好きになれない。

そんな事わかってた。

でもわからないフリをしていた。

でも、ある日気づいたんだ。

このまま自分の気持ちに気づかないフリなんかしても、何も変わらない。

自分から話しかける勇気なんてないなら、諦めなきゃ。

そして、諦めようとしていた。

ユウをあまり見ないようにしていた。

だんだんユウを目で追いかけなくなってきた。

私、変われるじゃん!

でも、そんなときにかぎって…

ユウは私に、あなたの存在を残していく。

友達と遊んでいると…

誰かに頭を撫でられた。

振り向かなくても犯人は分かるよ。

ユウ…あなただったね。