大きな木の前で、俺は入口で貰った葉っぱを姫に渡した。

「願い事を書けば叶うんだってな。」

「あははっ、迷信だよね。」

そう言いながらも、姫は熱心に願い事を書いていた。

俺も自分の葉っぱに願い事を書こう、とペンを取るが、何を書いていいのか。