「…ここが出来てるからなんだよ。」

「覚えてないか?お前が教えてやろうか、って言った問題にそっくりなんだよ。

でも結局俺は教えては貰わなかった。自力でなんとかしたんだ。

その結果がこれだ。出来たんだよ。あんなにわからなかった問題がな。」

高野はちらりと俺を見て、鼻で笑った。