そう、高瀬とはず~っと昔に付き合ってたことがあった。


でも、ず~っと昔。


「頼まれたってごめんです。」

「何で?あのころは、俺がいないと
昼も夜もないって感じだったのに?」

「昔の話でしょ。」

「そんなに昔じゃないよ。」

「もう昔です。
私はあのころよりず~っと賢くなりました。
あんたみたいな男は・・・・。」


キィーと扉が開いた。


「誰か来た。」

「ちょっ・・・・。」

腕をつかまれ、棚の影へ隠れる。



って、何で隠れるのよ。



悪いことしてる気分・・・


「ちょっ、ちょっと・・・。」

「シッ!」


あっ、課長だ!