それから一週間―――――


社内は相変わらず普通


高瀬は・・・目も合わせない。


3階の用事を終えて廊下に出ると待ち構えていたかのように一色さんがそこにいた。


「マンション買いました。」


早っ・・・


「本当?じゃあ本気なのね。」


「もちろん。彼女と別れるためですから。」


後は転勤を待つばかりか・・・


まあこれで解決してくれたらいいでしょ。



「ちゃんと別れてね。」





「別れるって?」


後ろからそう・・・声がした。




高瀬だ・・・




どうしてこうタイミングが・・・




悪いんだろう・・・。