続けて報告するマリアーナ少尉。

「識別信号確認。コンロット社のAMが10、いえ…20を超えている模様!」

「随分大部隊だな…攻撃を受けているのは?」

「これは…!」

マリアーナ少尉は目を見開く。

「民間のシャトルのようです!救難信号も只今キャッチしました!」

民間機だと…!?

おのれコンロットめ、血迷ったか!

「艦内に緊急警報。本艦はこれより針路を変更して民間機の救助に向かう。第一種戦闘配置、AMは順次緊急出撃を!」

「了解しました!」

手際よく私の指示を実行していくマリアーナ少尉。

…私は歯噛みしながらキャプテンシートに座り直した。

先日といい今回といい…。

コンロット、民間機を狙う理由は何だ…!?