やはり出来る…!

コテツブレードを構えたオーディンと、ハイバスターランチャーを携えるMk―Ⅱ。

2機のAMを前にしても、レイカーのシグムンドは全く引けをとらない。

こちらの攻撃をかわし、受け止めつつ、一瞬の隙を突いて反撃を繰り出してくる。

2対1だからと油断は出来ない。

迂闊な動きを見せれば逆に撃墜されてしまう。

流石は元国連軍エースパイロット。

圧倒的な強さだった。

俺達はレイカーの相手に集中を余儀なくされる。

それは。

「よし、引き上げだ」

残る3機のドラグーンAI搭載機によってシェリンのシャトルを鹵獲された事に気づかないほどに。