私のMk―Ⅱと真紅郎のオーディン。

たった2機でありながら、20を超える数のドラグーンの大部隊を次々と撃墜していく。

如何に相手はAI機とはいえ、なかなかここまでできるパイロットは存在しない。

「チッ…まだ数がいるな」

真紅郎の呟きが通信機越しに聞こえる。

「茜、今度はお前が射線を開ける番だ」

オーディンがグングニルを構え直した。

「まとめて始末する」