「おてんばが過ぎます…!!しかも、知らない方に声をかけるなとあれほど……」 「だって寒そうだったんだもん」 そのお嬢様は、俺の肩を小さくたたいた。 「お嬢様が、大変失礼しました…。」 その執事は、俺の上にかぶせられたコートをすっととる。