その子はくるりとまるい目をぱちくりさせ、俺を見ている。

はっきり言って、かわいい。

まだ中学生ぐらいにしか見えないが、俺的ハードルは超えていた。

「なにか…?」

興味はないため、そっけなく。

「んーとね…」

すると、
その子が言いかけた時、何やらおじいさんが近づいてきた。