「べ、べつに嫌な顔なんて…。えっと、どうしたの?柴崎さんも授業中寝てて怒られたの?」
仲間がいた!
という勢いで同情しようと思ったら
柴崎さんは呆れた笑みをみせる
「んなわけないっしょ。で、最近あんたたちどうなのよ」
「へ?あんたたちって?」
美海がハテナマークを浮かべていると柴崎さんはまた深いため息をつく
「隼人くんとどうって聞いてるの!」
「あぁ、普通だよ?」
普通にそう答えると頭を抱えて、あ〜、と叫び出す柴崎さん
この子こんなキャラだったっけ…。
「あんたそんなぼーっとしてると取られるわよ!それでもいいわけ?」
「いや、よくないけど柴崎さんまだ隼人のこと…。」
「ち・が・く・て!まさかあたしが引きずるけないでしょ?」
「そっか♪じゃ、大丈夫じゃん!」
そんなのんきな美海を見ながら腕を組み、首をあきれている