「してねえよ。心配すんな!」



「うん…。」



さりげなく隼人の手を強く握り返す



隼人は思い付いたように話し出した



「あとさ、…えっと…今日のお前、可愛い。


でも性格まで無理に変えなくていいから!
俺はもともとのお前の意地っ張りなところとか、バカなところとか、全部含めて好きなんだからよ!


それだけは覚えとけよ?」



そんな隼人の言葉が
嬉しくて嬉しくて
なんだか目頭が熱くなって



今までの心配とか不安が
嘘みたい



「隼人…、大好き」



美海は隼人の方に体をむきかえてギュッって抱き締めた



恥ずかしいけど今こうしたいんだからしょうがない


この気持ちずっと大切にしていきたい