そのあと美海は愛子に呼ばれ、ベンチに戻った



最後の先生の指示を聞き、みんなで円陣を組む



掛け声を言い終わった後
隼人は美海の方へと
近づいてくる



ベンチの角の方まで連れてかれて




隼人は誰にも気づかれないようにキスをした




「俺、頑張ってくっから、お前もマネージャーの仕事よろしくな」



そういって美海の頭を撫でる




「もし、試合に勝ったら






お前からみんなの前でキスしろよ」





「え、そ、それは」




そんなふうに
反論しようとしているあいだに隼人は走ってコートへ入って行った