リサコはあの日以来、俺との会話も触れ合いも必要最低限にしかしなくなった。

自分がいけないのに、俺は寂しかった。

だからリカを離せれなかった。

最悪の悪循環…。




そして、ついに2度目の浮気もバレるんだ。

リサコは前とは違って冷静だった。

気持ちの変化か…慣れか…。

そして、リカを家に呼び出した。




これはヤバイ。




リサコとリカと俺…最低なトライアングルを作って座った。

ふとリサコの握り絞められた手を見ると、少し震えていたんだ。




リサコ…




ビビッてるのは俺だけじゃない。

リサコも怖いし不安だし、どうしようもない感情なんだ。

そして俺はまた誓ったんだ。




もう絶対に裏切らない。
リサコを愛してるんだ…って。




その誓いに勢いよく携帯を折った。

【もうリカとは終わりにします】

そう気持ちを込めて。