『ねぇ…俺…なんかしちゃった？』

…やっぱ気になる？

「違うの…ごめんね。ミナから聞いた。心配かけちゃったね。」

『じゃあ、いいんだけどさ…なんかあったの？』




―ズキンッ…




あの日のリカの泣き声が頭の中でこだまする。



『…もしもし？』

「あっ…ごめん…！！何にも無いよ！」

『…そっかぁ…。ねぇ…会いたい…な。』






えっ！！！
急に！？






「え！？」

『なんか、この１週間でカナリ会いたくなっちゃいました…』

「………。」

『…なーんちゃって。』

わざとらしく、冗談を言う勇気。





旦那は女と続いていた。


でも、女とは切った。


そして、私を選んで戻って来た。


結婚までして、全てを捧げたはずの旦那。


裏切られて…でも…。





私が出した見解は…