2人でソファーに腰掛けて、手を握りながら向かい合った。



「どうした?」

「私……」



泣きながら一生懸命勇気との約束について話した。


卓也は黙り込んだけど真剣に話を聞いてくれた。



「でね……、今日の9時に……約束の場所に来てほしい…待ってるって言われたの……」




「はぁ〜…で、リサコは決めたの?行くのか、行かないのか…」


ため息と悲しげな目で私を見つめる卓也。


決めたよ…。



決めてるの…。



私の心は決まってるの。