卓也を見ていると胸が窮屈になる。



「ねぇ…仕事どうだった?」

「えぇ?いつも通り。普通だよ。」

「ふ〜ん…サラさんは?最近どお?」

「え?連絡ないけど…」

「そっか…。未練は?」

「あるわけねぇじゃん!」



キッチンに卓也は歩いて来て、後ろから抱きしめて来た。



「リサコ、どうした…?」

「……何でも…ない……」


涙が零れた。



「言いたい事あんだろ?言えよ…」



卓也にはお見通しらしい。


「でも……」

「大丈夫。受け入れるから。」