最近、卓也の優しさが身に染みる。


ゴミ出しをしてくれて、洗い物をしたり…お風呂洗ったり。


精一杯努めようとしてくれてるのがわかる。




でも、夜中になると布団の中で勇気を思い出して、眠りについた卓也の横で背を向けて泣く日もある。




自分が本当に優柔不断で嫌になる。


でも、私の気持ちは…本当は固まりつつあるんだ。


もう決めてるんだよ。



ただ、踏ん切りがつかないだけ。





そして、ついに運命の日が近付いて来た。



そう、勇気と約束した1ヶ月が過ぎようとしていた。