「泣かせてばっかでごめん…」








「違うの…」









顔を上げると旦那は「えっ?」って私の瞳を見つめた。



「違うの…私ね……好きな人が………」




「知ってる。」





私は目を丸くして旦那の瞳を見返した。



「知って……る?」



「四駆に乗ってる人…?」


「なんで…?」



旦那はまた私の頭を抱き寄せた。



どうして…?