あまりにも生気が奪われた旦那を見て、私は旦那を守らなきゃって思った。




バカなのはわかってるけど、そう思ってしまった。



「でさ…リサコの話は?」

「いいよ……もう別にない。」

「何か話したかったんだろ?」

「もういいの!!!」




私はご飯の支度を無理矢理始めた。


サラ…まじで意味不明。
怖いんだけど。



「あっ!そう言えば、来週の土曜日ミナとまた出掛けるから。」

昼間にさっきメールが来てたんだ。

「そうなんだ。わかった。」

「もぉ、ちゃっちゃとご飯食べて寝よ!!何かイライラするから!!」



冷たく聞こえるけど、私なりの旦那に対する元気付けだった。