偶然立ち寄ったコンビニで2年ぶりにサラに出会った。




「…卓也?」




本当にただ、久しぶりに会って立ち話で終わらせるつもりだった。

でも、俺の意志の弱さ。

サラの誘惑に唾を飲んだ。

「卓也…番号変わった?」

「あぁ…少し前に変えた。」

「………教えてよ」

ニコッと笑うサラ。

こんな顔すらもエロイ。

「無理だよ。そうゆうのやめたんだ。」

「そっか。」

人差し指で俺の腕を撫でる。




………やべぇ。




リサコの笑顔を頭に浮かべる。

ダメだ…。

目の前のテカテカしたサラの唇がちらついて、リサコの顔が掻き消される。