「アレって…?」


藤田はもう一度ため息をついた。


「股についてるアレだよ!ア〜レ!」


…やっとわかった。


僕が自分に最も違和感を感じているモノ。


僕が…だいっきらいなもの。


「…手術ってどうやって…」


藤田が寝ようとしていたから、それ以上は聞かなかった。


性別を…変えれるの?


この違和感を取り除けるの?


本当に本当の…女の子になれるの?