部屋に入る前に光希がお姉さんに呼ばれた。
先に部屋に入りソファーに座り寛いでいた。
光希の両親は何処と無く素っ気ない。
私には無理もないが、光希にも……。
前に光希が無関心的な発言をした意味がわかった。
原因は私なのに。
「余計な心配しない。俺的には良かったと思う」
考え込んでいたら光希は部屋に入ってた。
「何で?」
「兄貴は親父の会社の後を継ぐ為にこのホテルに居て、姉貴は有名な医者と結婚して恥じない生活を送ってる…俺は別に感心も持たれない学校の教師だから」
「なにそれ!?馬鹿にするにも限度がある。それでも人の親なの?光希はスッゴイ教え方上手いのに、どれだけの子達が数学の点数上がったと思ってるの!!自分の旦那になる人を馬鹿にされて黙ってられない」
「ちょっ「言ってくる!!」
「羅葡!!」
頭に来た!!
光希が今まで私のせいでどんなに苦しかったか。
恨むなら私を恨みなさい。