「決まり!!じゃあ部屋は…」

「あのッ…あたし、迷惑じゃないの?」

だってそうでしょ?いくら命預かったって言っても、見ず知らずの女がいきなり転がり込んできたら誰だって迷惑…


「あのね?」


座っている体をあたしの方に向け、子供をあやすかのようにあたしの頭を撫でなる雅。

「うん?」

「本当に迷惑だって思ったらここに連れて来ない。俺らだって忙しいから。それに、どうでもいいって思ってる奴の命預かるぐらい優しくない」

真剣な顔。でもどこか癒やされるような雰囲気と声。

「うん」