「でも…」

「俺らが羽流ちゃんの命預かってんだから、肝心の羽流ちゃんいなかったら意味ないじゃん。龍平、いいよね?」

まだ目を瞑り、王様のように座る龍平に雅が言った。


「勝手にしろ」


そう言って立ち上がると、自分の部屋に入って行く龍平。


待って…ここ何部屋あるの?やたらリビングも広いし、何かセレブって感じするし…