「俺ら18だから高3ね」

18…もっと上なのかと思った。老けてるとかじゃなくて、すごい落ち着いてるから。あたしが行ってる高校にはこんな人たちいない。

「ふぁー。俺明日早いし、もう寝るわぁ」

頭をボリボリかきながら部屋に入って行く虎太郎。

「羽流ちゃん」

「はい?」

「羽流ちゃん今日からここに住みな?」

「えっ…」


そんな急に言われてもどうしたらいいかわかんない。…わかんない?あたしはずっとあそこから逃げたかったんじゃないの…?