そこであたしの意識は途切れた。


ゴツゴツしてるけど、温かい…


あたしは目を覚ますと、そこは将人の背中の上だった。あたしはおんぶをしてもらっていた。

「んッ……」

「目覚めたか?」

「将人…」

「びっくりしたよ。教室戻ったら羽流がぐったり倒れてたから」

「あー…それより将人どこ行ってたの?」

「職員室」

「珍しい」

「単位危ねぇって」

将人は笑いながら、それでもあたしをおぶったまま歩く。行き先はわかる。雅たちがいるコンビニ。