でも銀次の姿はどこにもなく、毎日いつもの公園で夕日が沈むまで待っていても、来る事はなかった。 5歳だったあたしにでも、大切な友達が急にいなくなった事は悲しかった。 「羽流!!1人でこげたよ。もう俺は必要ねぇ!!」 ねぇ、銀次。銀次はあの時笑ってたよね。顔をくしゃくしゃにして。いつも無表情でぶっきらぼうなのに。 あなたに、銀次に、もう一回会いたいよ。