龍平はあたしを少し離し、龍平の膝に乗せられる。


「龍平、皆は?仲良くしなきゃダメだよ?ねぇ龍平、早く命返して?」

「羽流、俺を見ろ」

「見てるよ。龍平が目の前にいる」

「…ッ!!見てねぇよ!!俺をちゃんと見ろ!!んな目してんじゃねぇよ!!」

「龍平?ごめん、龍平の言ってる意味わかんない。だから早く命返して?」

「羽流…ッ」

龍平はあたしの肩に顔をうずめた。


「龍平、どうしたの?龍平…」

「羽流…戻って来い……」