「羽流ちゃんは確実に狙われる」

あたしが…?

「いいか?真っ白の髪に真っ赤な目をした奴に絶対ぇ近づくな。顔すら見られんじゃねぇぞ」

一段と低い声で、あたしを睨み付ける龍平は、苛立っているのかライターを開けたり閉めたりしている。

「送り迎えは俺がするから」

雅はニコッと笑い、あたしを安心させる。

「俺らの携番教えとくから何かあったらすぐかけて」

「…わかった」