「1000人!?」

この前の暴走じゃ比にならない…

「って言っても1000人が固まって同じとこを走るんじゃなくて、各族に別れて別々のところで走るんだよ」

「…はぁ」

よくわからないけれど、とにかく規模はすごく大きいらしい。


その後は4人でお昼ご飯を食べ、話があると雅はリビングに集めた。

「羽流ちゃん」

揃うなり雅はあたしの方を見て話かける。

「ん?」

「羽流ちゃん明日から学校だよね?」

「あ…うん」

そっか…明日はもう学校が始まるんだ……

「羽流ちゃんの学校に狂犬っていう族の頭がいるだ」

狂犬…確かタカオに聞いた事ある。