気付けば、あたしは高層マンションの屋上にいた。どうやって来たのかわかんないし、どこまで来てたのかもわかんなかった。




あんな奴らのいないところで死にたい。



「今何時だろ」





スカートのポケットの中にある携帯を開いた。




0時43分。





あたしどんだけ遠くまで来たの?






そんな事を思っていると、一筋の光があたしの前を流れていった。