兄貴が引退した数日後、龍平は俺を副総長に選んだ。 「龍平…俺……」 乱舞龍まとめるだけの力、俺にはない。それに…誰も俺に付いて来ねぇよ…… 「後ろ見ろ」 龍平に言われ、後ろを見る。 「えっ…」 「乱舞龍は、お前を受け入れてる。そんな奴らの命、お前が預かってやれ」 俺の後ろには、無数の天使たちが、副総長になる俺を祝福してくれていた。