その子の名前は西野 瞳。

秀樹の中学からの友達らしい。

『住谷くんでしょ？』

『何で知ってるの？』

僕は予想外のことを聞かれ、驚いた。

『だってかっこいいじゃんか。友達が住谷くんのことかっこいいって言ってたよ。』

素直に嬉しかった。
僕は中学の時からよく告白はされていた。

でも内気な僕はあまり女の子は興味がなかった。

『ありがと…。でも、秀樹のほうがかっこいいじゃんか』

『こんなバカがかっこいいわけないじゃん』

『失礼なことを言うな！』

明らかに瞳の顔は赤くなっていた。