『今年から教師になりました。中田といいます。よろしくな。』

先生にも友達にもめぐまれて最高のスタートになりそうだ。

そして、もう1つ僕には理由があった。

僕の目線の先には彼女がいたんだ。

あのバスの彼女が。
彼女の名前は入江 結衣。

名簿で名前を調べたんだ。

いつのまにか彼女のことが気になっていた。

休み時間になり、秀樹が女子と話していた。

僕は興味本意でその中に入っていった。