その訴えもむなしく、
優奈はただ恥ずかしがってるんだと思ったらしい


『それいいっ!
今日7時間授業の上に
曇ってて外くらいし、
美衣1人じゃ危ないよ!』

ふざけたことぬかしやがって…



『日向と美衣ちゃんの家って近いんだっけ?』


『徒歩5分』



『ちかっ!
じゃあ何の問題もないねっ!良かった良かった♪』



勝手に
話し進めないでよ~!!
しかもひーくん
なんも言わないし


こっそり帰っちゃおっかな…



んっ??
ナイス アイディアじゃない?♪
そうしよう!


今は絶対一緒に帰りたくないもん。


さりげなーく
いなくなれば大丈夫っしょ!



「おっけー☆
じゃあお2人さんは楽しんで来てねん♪」



『……なーんか
妙に聞き分けよくない?』


バレた…?