-梓SIDE-

「新入生のみなさんは・・・」
校長の長ったらしい話。
しらんおばはんの話。
先輩と名のる人のあいさつ。

つ・ま・ら・ん

五十嵐梓。
今日からこの雅丘学園に入学します。

雅丘学園――――――――――――
みんなの憧れの学校といわれている。

が!!!!!!!


あたしにはそんなの関係ない。
そもそも、あたしはこの学校なんて希望してなかったんだから。
なんでこの学校にしたかって?
単なる、お金持ちの集まりの学校だから。
だって世の中金でしょ。金!!!!
あたしは別にお金もちってわけじゃない。
おばあちゃんが、この学校の学園長と仲が良かったから
この学校にいれてもらったんだ。
ただそれだけ。

【えー!梓ちゃん、雅丘学園行くの?いいなあー】
何人にこう言われたんだろう。
雅丘学園・・・

それは

そんなに

すごいところですか?

ま、とりあえずは金持と友達になるか。
あたしは人見知りしないタイプだから
どんな人とでも友達になれるもんね←

「・・・ずさ!あずさってばあ!」

うしろを振り返ると、親友の凛がいた。
凛とは中学校からの仲なんだ。
凛は、真のお金持ち。
雅丘には、あたしが入学すると言ったので
凛も雅丘に入学した。
まあ、凛にはいつも感謝ですw
「梓!なんで入学式なのに寝てんの!!」
「ごめんって!!眠いんだからしょうがないじゃん!!」
「まあ。。いいや。はやくクラス見に行こうよ!!」
「そーだね!!」

――――クラス発表掲示板
「…1組・・五十嵐梓・・・・・滝沢凛・・だって!!!」
「一緒のクラスだあ!!」
あたしたちは1年1組の教室へと向かった。
黒板には、【入学おめでとう】の文字。
入学したんだ、と実感がわく今日のこのごろ←
よかったー。凛とおんなじクラスで。
一応・・・
気まずくはならない・・かなw