心の中で忘れたいっていう気持ちと忘れたくない気持ちが交差してイライラする。


あーもう!!!

イライラする!!!


コンコン

誰かが部屋のドアをノックする。

もしかして・・・


淡い期待を抱きながらもその期待はすぐに打ち破られる。


「お母さん・・・」


お母さんはゆっくりとベットに座りながらあたしを見つめていった。


「凛。最近学校行ってないでしょ???何かあったの???」


「べ・別に・・・何もないよ???」