あまり話したことのない一人の男の子が話しかけてきた。


「古城。今回は古城が主役みたいなもんだから~!!!」


「こっち来て!!!」


「え・・・でも・・・」


凛が言い終らないうちに腕を引っ張ってみんなの輪の中心へと連れて行く。


そこは・・・さっき柊がつかんだところだ。


まだ何となくだけど熱を持っていた気がする。


でもね。今つかまれた事で熱も消えそうな気がするんだ。


柊への罪悪感を感じながらも抵抗せずにみんなの中へと入った。