「んー。ナナ・・・」


痺れを切らしたのか、レイは ナナの履いていた パジャマを下ろす。


ナナは、寝るときにあまり下着を着けない。


パジャマの下は、ダイレクトにアソコ。


レイは、ナナの太ももに抱きついて、そこに顔を埋める。


・・・女の子同士のセックスは、エンドレス。


それにしても、結構、華奢なレイの体のどこに、これ程の「性欲」と「体力」があるんだろうか・・・?と、ナナは毎回思う。


一生懸命に、自分を抱く、レイがたまらなく愛しく感じる。


レイの趣味?は、少し変わっている。


だから、レイに 「かわいい」と言われても・・・。


喜んでばかりは居られない、ナナだった。


レイは、自分を『メンクイ』だと、言うけれど。


ナナから見たら、そーでもない。


結局のところ、好みなんて曖昧で・・・。


好きになった人が、タイプってことなんだろう。


ナナだって レイから見たら 結構 変わっている。

普通の女の子なら


絶対に そっちだろうという 人を選ばない。


レイは 自分を 変わり者だと自覚は ないけれど。

自分と似た 人とは 付き合いたくない。


自分だから そう思うのかもしれないけど。


結構、面倒臭い性格をしている。


気分屋で


悪さを 悪気なくして


知らないうちに 周囲を傷つけたり。


こんな 自分を 選ぶ ナナ。


ナナも 変わっているよ。

ナナ。


ホントに あたしで いいのかな。


レイは 心の片隅で いつも そう思っていた。