「毎日食べたいくらいだよ」


「ほんとっ?じゃあ冬兎の為に毎日作っちゃおうかな〜♪」



調子に乗ったあたしは、そんなことを口走ってしまったが。



「凌兄〜!!奥さんが浮気してまーーす!!」



ちょっと待てぇぇえ!!


こうやってチクる奴がいるわけで…。


つーかしてないっつーの!!



とか思ってたら、ガシッと腕を掴まれた。


「浮気なんて、いい度胸じゃねぇか」



低い声で凄まれたあたし。


ひぃぃい!!

違います断じて違います!!
この馬鹿の嘘なんですっ!!



「凌兄の為だけに作らせていただきますっ!!」


そう言ったら、なんとか一命は取り留めたものの、引っ張られ冬兎から引き離される。


ふぅ〜…

席につき、安堵の溜め息吐く。