でも新しい小学校は違った。
みんなオシャレで大人っぽい服を身にまとっていた。
"あたしは自分が浮いている"
という事に気付いた。
クラスの目立つ女の子に地味と言われて少しづつ服を直したりした。でもはるかは普通に仲良くしてくれたので途中から「服なんかどおでもいいかなぁ~」
と思ってまたいつもみたいな服に戻ってきていた時だった。
私に好きな人ができた。
いつも男子の中心にいて、明るいしスポーツもできてかっこよく、学年の中でも結構目立つ存在だった彼の名前は徳弥(トクヤ)。
まさか彼の一言で周りが変わるなんて思ってもみなかった。