「まぁいいや。それより僕に何か用?」

呆然としてた俺に、にっこり微笑む彼。

女どもなら、この笑顔で一瞬で恋に落ちてしまいそーだ。

「あ、えっと、その。も、もし今日の夜予定開いてましたら、僕と一緒に飲みに行きませんかっ!?」

あちゃー。

さり気なく誘うはずが、これって何かデートのお誘いみたいじゃねーかっ!

恥ずかしくなって、うつむくオレを見て、忍成さんが笑った。