「…Lisa、ダイジョウブ?」

いつの間にか、あたしの隣にいたライアンが声をかけた。

「え!?何が?」

ショックを受けたのを、顔に出さないようにしてたあたしは、少し焦りながら答える。

「フツカヨイ?さっき、アタマイタいって。」

ライアンが意味ありげに笑った。

気を使ってくれたんだと思う。

さらっと話題を変えてくれた。

昔から、優しいヤツだったから。

「大丈夫、ありがとう☆」

あたしがにって笑ったら、ライアンはまぶしい笑顔をくれた。

「っていうか、腹減らね?バイキング行こうぜ、ホテルのっ!もうすぐモーニング終わっちまうし。」

レオの一言で、あたし達は朝食を食べにホテルのレストランへと向かった。