「…なんか、やっぱ姉弟だよね、2人って。」

有紀君かシミジミと言った。

「は?何ユウキ突然。オレは頼まれても付き合ってるフリなんてしないけど?めんどくせぇ。」

「いや、なんていうか。リサさんってやっぱ超美人じゃん?フリでもいいから彼女になって欲しいって思うっていうか。したら超自慢じゃん☆忍成って人の気持ちも分かんなぁってさ。マスコミとか世間公表するなら尚更さ。」

有紀君の何気ない一言に、あたしはショックをうけた。

忍成も結局、あたしの見た目だけを利用したの…?

別にホントに付き合ってるワケじゃないし、ヤツがあたしだけに少し心開いてくれてるかもなんて、あたしの自惚れだし。

でも、わかっていても、感情ってのは、勝手に作動するらしい。