「せんせぇ………これ、嘘ですよねぇ……」



誰も居ない教室で呟く。

目の前に積まれたのは山のような課題。


誰か、嘘だとイッテクダサイ……




「終わる気しねぇー…」




今日帰れないかも、と親にメールを送る。
いや、学校も戸締まりとかあるし帰れないことはないだろうけど。




「とりあえず、やるか…」




よりによって、自分の苦手な数学。

数学マジ無理………



泣いていいですか。