「…………!!」




「結城くん、ソレ、何かあったって事~?」
「えー、ありえなぁい~」


私に積極的に怖い顔で質問を投げかけていたギャル。
そのギャルが一変、猫なで声で結城にすり寄る。


こんな奴らいたんだ………


クラスとは積極的に関わりを持とうとしなかった私。
結城の事をギリギリ知っていたくらいでその他の人にはかなり疎い。
結城が飛び抜けて目立っているからだろうけど…



「んー?何があったかって~?訊きたい?」


私を見ながらまたもや悪魔の微笑み……

嫌な予感がしたから必死に首を振る。


「あのねぇ、昨日から僕ら付き合うことになったから!よろしくー」