出来るだけ小さな音で教室へのドアを開ける。

気付かれないように…と頑張ったのに
私がドアを開けた瞬間皆の目がこちらへ向いた。



「高橋さん………昨日どうだった!?」
「なんかされた!?」
「ボコられては…無いみたいだけど!」



皆が私に駆け寄り、もみくちゃにされる。



「何にも………ッ、無い………から……!」

「本当ッ!?それ、本当!?」





「何にも無いことなかったよね~?郁ちゃん?」