「何言ってるんですか?」


もう怖いとか言う感情さえ無くなってきた。今はただ、馨を泣かせたコイツが憎いだけ。




「だから興味わいたって」



「その興味ってどういう意味ですか」



「………どういう意味だと思う?」




「さぁ?ワカリマセン」

返答することさえ苛つく。
何がしたいんだコイツは。
考えが全くわからない。


そんな事を思っていたら、彼は極上の笑み付きで言った。


「じゃぁ、今日の放課後、屋上においで?」